
NetMountJ
●解説
Jaroslav Rohel氏作の NetMount を日本語対応にしたバージョンです。サーバー側で日本語の文字コードを Shift JIS に変換して送信する事により PC-9801/PC-9821 や DOS/V から共有フォルダ上の日本語名のファイルにアクセスできるようにしています。
クライアント側はタイマ関連処理の PC-9801/PC-9821 対応を実施しています。
●対応 OS
- サーバー
Windows 10/11 で動作確認
Linux Ubuntu 24.04 でビルドおよび動作確認
- クライアント
PC-9821 MS-DOS 5.0 + LGY-98 で動作確認
PC DOS 7.0/V + VIA VT6102 で動作確認
●ライセンス
GPL v2●使用方法
サーバーは> netmount-serverJ r=c:/dosとして起動します。この場合 c:\dos を R ドライブとして共有可能とします。
r=c:/dos s=c:/share 等として複数のフォルダを指定することも可能です。
Linux の場合
$ ./netmount-serverJ r=/home/takapyuとして起動します。この場合 /home/takapyu を R ドライブとして共有可能とします。
クライアントはまずパケットドライバを常駐させます。
例) LGY-98 のパケットドライバを常駐 ※パラメータは環境に応じて変更 > LGYPKT 0x60 3 0x00D0 例) VIA VT6102 のパケットドライバを常駐 ※パラメータは環境に応じて変更 > FETPKT -n 0x60その後
> NETMOUNT INSTALL /IP:192.168.0.98でクライアント本体を常駐させます。192.168.0.98 は DOS PC に割り当てるアドレスです。
ドライブに割り当てるのは
> NETMOUNT MOUNT 192.168.0.10/R Eとします。192.168.0.10 は netmount-serverJ を起動した PC の IP アドレスです。
R は netmount-serverJ で指定したフォルダに対応するドライブ名となります。
上記の場合、サーバー側のフォルダは E ドライブに割り当てられます。割り当て後は通常のドライブと同様に使用可能です。
> NETMOUNT UMOUNT Eで E ドライブの割り当てを解除します。
> NETMOUNT UNINSTALLで常駐解放します。
●ダウンロード
サーバー Windows 64bit版 (2025/11/14)- netmount_server_160j.zip (607,651 bytes)
Linux 版は下記の GitHub リンクからソースを取得してビルド(make -f Makefile.linux)してください。
- netmount_client_160_98.zip (11,953 bytes)
NM98_160.LZH (11,921 bytes)
※zip も LZH も中のファイルは同じです。
DOS/V 用は本家 NetMount の Releasesから netmount_client_1.6.0-bin286.zip をダウンロードしてください。
-
GitHub https://github.com/nanshiki/NetMountJ
こちらで取得したソースでビルドすると、サーバーは日本語(Shift JIS)対応版、クライアントは PC-9801/PC-9821 用のみ生成されます。
●変更履歴
1.6.0J (2025/11/14)- 日本語対応と PC-9801/PC-9821 対応の最初のバージョン
