
DOSVAXJ3
●解説
akm 氏による DOSBox 派生版の DOSVAX を元に作成した AX & J-3100 & DOS/V Emulator です。東芝 DOS or PC-DOS/V or MS-DOS/V、J-3100 or DOS/V 用 FEP、FONTX2 形式のフォントファイル、フォントドライバ、ディスプレイドライバ、Visual C++ のランタイム等は不要です。フォントファイルを使用して画面を実機に近づける事も可能です。東芝 DOS、DOS/V 等のイメージファイルからのブートも可能です。
日本語キーボードに対応しています。
Windows IME / Linux XIM を使用して日本語入力ができます。
Wengier Wu 氏による DOSBox-lfn の修正を取り込み、ロングファイルネームや画面上の文字のクリップボードへのコピー等に対応しています。
●対応 OS
Windows 7/8.1/10Linux (Ubuntu 18.04, Debian 9, CentOS 7, Fedora 28, Raspberry Pi OS(Buster) 等でビルドおよび動作確認)
●ライセンス
GPL v2●使用方法
Windows 版は適当なフォルダに展開し、dosboxj.exe を実行してください。Linux 版は Github より取得してビルドしてください。SDL-IM-plus を先にビルド・インストールしておく必要があります。
デフォルトでは DOS/V モードで起動します。J-3100 モードを使用する場合、dosboxj.conf の設定を machine=dcga に変更して起動して下さい。
その他の設定方法等は Readme.txt を参照してください。
●画面
DOS/V (V-Text) 画面

J-3100 画面(J-3100 のフォントファイルを使用)




●ダウンロード
DOSVAXJ3 Build JP210212 実行ファイル一式 (2021/2/12)- dosvaxj3jp210212.zip (1,487,320 bytes)
- dosvaxj3_debug.zip (1,070,137 bytes) 上記実行ファイル一式と同じフォルダに展開してください。
SDL-IM+ 1.2.15 ソース
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GitHub https://github.com/nanshiki/SDL-IM-plus
日本語 IME を使用できるようにした SDL の拡張版です。
SDL-IM 1.2.8 のパッチを SDL-1.2.15 に適用し、何点か修正しています。
こちらのライセンスは LGPL v2 です。
●変更履歴
build JP190904 (2020/9/4)- AX or J-3100 or DOS/V モードの場合、エスケープシーケンス処理を int 29h 内部で行うよう修正しました。
- Vz のコンソール取り込みで内部コマンド実行部分に文字化けが入る事があったのを修正しました。
- DOS ファンクションで Ctrl-C が効くように修正しました。内部コマンドに BREAKを追加しています。(参考 DosBox-X のソース)
- コマンドラインで copy con file とした場合に入力文字がエコーバックされない等の不具合を修正しました。(参考 DosBox-X のソース)
- コマンドラインで Ctrl-A 等を入力した際に ^A と表示するように修正しました。
- MS-KANJI API に対応しました。ただし FEP ON/OFF 程度にしか対応していません。
- JW_CAD での文字入力時の FEP 自動 ON/OFF やカーソル位置での変換が可能となるよう修正しました。
- automount に Y/N の問い合わせをせずにマウントする設定 auto を追加しました。
- Windows 版付属の dosboxj.conf の [midi] や [sblaster] の項目名が間違っていたのを修正しました。他の各項目の設定もデフォルトの値になるよう修正していますので、ご注意ください。
- J-3100 の MS-DOS イメージファイルブート時の文字化け対策時の情報表示方法を変更しました。